岐阜こども療育用具・福祉機器展 2022年に行ってきました

6月4日・5日、多治見市の「セラミックパークMINO」で  “岐阜こども療育用具・福祉機器展 2022″が開催され、5日にぼうしくんと一緒に行ってきました。

この展示会は、岐阜県内を持ち回りで毎年開催されています。(コロナ以降、何年かぶりの開催だったようです。)私は4年ぶりに行きました。その時は誰でも入場できましたが、今回はQRコードでの来場事前登録・予約が必要でした。

さまざまな療育・福祉関係のメーカーさん40~50社が出展していて、私が興味があってお話を聞いたのは、4つのメーカーさんです。

時間があればもっといろいろ見ることができたんだけど、予約時間枠が1時間くらいとなっていたので、ささっと回りました。

今回は、整形外科でぼうしくんが”右股関節の亜脱臼”といわれたので、その進行を予防するものを探したいということと、ミキサー食を作るための新製品(たとえば、「スベラカーゼミート」など)の試供品があったらいいな、という2つの目的がありました。

その他、枕やクッションがあります

まずは「Lee製作室」を見ました。ポジショニング枕・ポジショニングクッション・マットなどを取り扱っていました。

実際にクッションを試すことができ、そのメーカーの方からいろいろ説明も聞きました。

私がいいなと思ったのは、”クール枕クッション“。中がビーズで通気性がよく、丸洗いができるものでした。



次に「片山車椅子製作所」。

ここでは“起立保持具・腹臥位装置”を見ました。タイプが二種類あり、ぼうしくんの身長から、サイズが大きい方の“フレックス・ライダー”という機種を勧めてくださいました。

気軽に試乗ができ、使う人の身長に合わせてオーダーメイドで作っているとのことでした。



そして「ラーゴム・ジャパン」。

ここは“チェーンブランケット”のメーカーさんです。

ぼうしくんには必要のない商品だったのですが、初めて聞く商品名に惹かれて、立ち寄りました。

”不眠・不穏の人のための感覚支援用品“というもので、薄手の布団の内側に全体的にくさりが入っていて、その重みがあることで落ち着く、抱きしめられているようなかんじになるそう。

重さは、2㎏ごとに4㎏~14㎏で6段階あり、2週間のお試しレンタルができるとのことでした。


さいごは「ぷるちーの」さん。

大きめの子ども服のお店です。ここは多治見にあるお店で、社長さんはご自分のお子さんに障害があることがきっかけで、同じような子どもたちや親にとって、かわいくて着せやすく使い勝手のいい服や生活用品を作っていらっしゃいます。

こちらでは、おむつカバーを探しました。(内側に尿とりパッドを付けて、外側のカバーはくりかえし洗える様な)そういった商品は取り扱ってみえなかったけれど、試作してみますねとおっしゃってくださってありがたかったです。

飲食に関するメーカーさんは、2社のみでした。「大塚製薬工場」さんはOSー1(経口補水液)の商品で、試供品がありました。「岡部洋食器製作所」さんは介護用の食器や箸・スプーン。種類が豊富でした。

後日、メールでのアンケートが来たので記入返信したところ、来場事前登録したことによって、来年度からのこの福祉機器展の開催日時についての案内メールを送ってもらえることになり、助かるなぁと思いました。「あ!日にち過ぎちゃってる。」となりそうなので。


実物を触って、見て、試せる、いい機会になると思います。前回(4年前)と今回で、出展しているメーカーさんも多少違うように感じました。療育用具・福祉機器をお探しの方はぜひ行ってみられるといいと思います。障害福祉への理解を深めたい方にも、おすすめしたいです。

私も2回見に行っただけですが、おどろくこと・知らなかったものがいっぱいで、自分の視野が広がったと思っています。