N-BOXスロープ付きを支援学校のおくりむかえように購入

ぼうしくんが2年生の2021年8月、スロープ付きのN-BOX(福祉車両)を買いました。

これまでは、軽自動車に市販のチャイルドシートを載せてぼうしくんと出かけていましたが、軽自動車の買い替え時期がきたことと、ぼうしくんの身長が100センチを超え、チャイルドシートの適応身長を超えてしまったことで、いよいよ今度は福祉車両にしようということになりました。



支援学校に入学し、ギリギリのサイズ感のチャイルドシートで通学し始めました。

以前ぼうしくんのバギーを作ったことのある装具の業者さんに、年長さんの夏ごろに障がい者用チャイルドシートの相談に行きましたが、ぼうしくんの身長に対応するチャイルドシートはないとの事でした。(身長120センチくらいから対応だったと思います。)

福祉車両購入|新車か中古か迷ったけど

福祉車両を購入する場合、自治体の福祉課に申請すると助成金が交付されます。

ぼうしくんは「重度心身障害者 介助用自動車購入費等助成金」を申請しました。

上限額は24万円、スロープの金額を補助してもらえます。

ぼうしくんのクラスメイトのKちゃんのおうちは、入学当初からNーBOXに乗っていて、知り合いのくるまやさんで購入した中古車だよ、と話していました。

それがあって、夫と話し合ってさいしょは中古車で検討を始めました。

愛知県小牧市に福祉車両専門の中古車販売店があると放課後等デイサービス(「放デイ」と略すのが、福祉関係では一般的)の看護師さんに教えてもらい、そこのホームページを調べてみました。

福祉車両は各自動車メーカーから販売されています。

うちの購入にあたっての条件は、①小型車または軽 ②車いすを乗せない時の後部座席の広さ ③車体カラー でした。

中古車がいいのか新車がいいのか検討した結果、ホンダのN-BOXを新車で購入することにしました。

新車にした理由としては、現在乗っている車も長く乗っており今回も購入したら長く乗りたいからです。

それと中古車は新車に比べれば安く購入できますが、車の程度のわりに割高な感じがします。

といった理由もありますが、一番の決め手は好みの車体カラーにしたかったのが大きいです。

新車にすることになって、近所の個人経営のくるまやさんに車を注文して、見積書の作成をお願いしました。見積書を市役所に6月10日に提出して、納車は8月8日でした。

購入した福祉車両で市役所に行き、担当の方にスロープ部分を目視で確認してもらって、領収証を提出して、申請は完了です。


スロープと電動ウインチに慣れるまで練習

納車が夏休み中だったので、新学期が始まるまでの半月の間に、スロープと電動ウインチを使ってのバギーの乗せ降ろしの手順を練習しました。

ホンダのホームページで操作方法の動画を見たり、ぼうしくんがお世話になっている放デイの介護福祉士さんに、バギーを乗せるときの注意点をアドバイスしてもらったりして、無事にマスター!

ちなみにいただいたアドバイスは、倒した後部座席の背面(床になる部分)に厚手のシートを敷いて使用すると、後部座席の保護になるということと、電動ウインチを作動する際はエンジンをかけて作動したほうがバッテリーが長持ちする、ということでした。


スロープ付きのNーBOX(福祉車両)を選びました|まとめ

N-BOXスロープ付きにがぎーをのせてみた

今までは、車の乗降のたびにバギーを広げたり折りたたんだりし、それからぼうしくんをチャイルドシートからバギーに乗せ換えていたのでので、時間がかかりました。市販のバギーとは異なり、障がい児用バギーは広げたり折りたたんだりに少し手間がかかります。

今はバギーのまま乗降できるので、ぼうしくんも私も楽になったなぁ。運転時は、運転席の私からバギーに座るぼうしくんまでは手を伸ばせば届くので、赤信号で止まったときに、ずれてしまった酸素マスクを直したり、ぼうしくんが蹴とばして落ちたひざ掛けを拾ってかけなおしたりできます。

ただ、軽自動車ということもあり、これからの暑い時期ぼうしくんのいる後ろの席まではなかなか冷房が効かないのが悩みです。