2022年度4月から、支援学校での重度心身障がい児の遠足や校外学習に看護師さんが同行してくださることになり、保護者の付き添い無しで行事参加することができるようになりました。
ぼうしくんが小学部に入学したときはすでにコロナだったので、遠足や運動会などは中止されている状況だったんですが、3年生になった今年度からはいろんな行事が再開されました。
くしくもそのタイミングで付き添い不要になったんです。
卒業された保護者の皆さんのおかげで
支援学校を卒業され、今は20代の障がいのお子さんをもつ先輩のお母さんから、通常授業にも最初は付き添いをしていた話や、修学旅行に一緒に参加して宿泊した話を聞いていたので、子どもだけでそういった行事に参加できるようになることは、子どもの自立になるし保護者の負担も減るし、本当にありがたいことだと感じました。
これまでの卒業生の保護者の皆さんが、学校や自治体に要望を伝え続けてくださったおかげで重度心身障がい児への対応が前進してきたんだと思います。
すぐに実現しなくても
私自身、年に一度支援学校で開催される、市の子ども支援課・福祉課と保護者との意見交流会で、困っていることや要望を伝えるようにしています。
今は、登校時の保護者の送迎の負担を支援してほしいということを要望しています。
下校時は放課後等デイサービスの送迎を利用しているので、仕組みづくりとしてはむつかしくないのではと思うんですが、すぐには実現しなくても、これから通うお子さんのためにも少しでも支援が進んでいってほしいと思っています。
支援学校にも、気が付いたことや改善してほしいことをがあれば、その都度伝えています。
例えば、
・検尿のときオムツの子どもが採尿しやすい容器を用意してほしい
・コロナ感染に気を付けながらも口腔ケアを再開してほしい
・放課後等デイサービスのおむかえでの早退を認めてほしい
などなど。学校もていねいに検討して、返答してくださいます。
障がい児を育てている当事者じゃないと気付けないことが多々あると思います。
それを市や学校、身近な人などに伝えることで、障がい児への理解が進んで、支援がさらに良くなっていくと思っています。